第一種衛生管理者カテゴリタイトル労働生理

第一種衛生管理者記事タイトル 血圧

心臓はポンプのように血管に圧力をかけて血液を動脈に送り出しますが、この圧力を血圧といいます。
一般には動脈の血圧のことで、心臓の収縮期と拡張期のものに分けて表され心臓に近い動脈内ほど血圧は高く、末端では低くなります。血管が狭く、血液の流量が多ければ多いほど、血圧は高くなります。正常範囲を超えた血圧が維持されている状態は高血圧症と呼ばれ、正常範囲より低い状態は低血圧症と呼ばれます。血圧は、一般に上腕動脈の血圧を測ります。




第一種衛生管理者記事タイトル 血管

血管は、血液を身体の各所に送るための通路となる管で全身へ酸素や栄養分、老廃物、水分を運びます。血管には動脈、静脈、毛細血管があり、それぞれ違う役割があります。
動脈
心臓から送り出される血液が通るのが動脈で、酸素や栄養分を含んだ血液を、身体の各器官に届けます。動脈を通る血液を動脈血といい、動脈血は酸素、ヘモグロビンの含有率が高く、血液は鮮やかな赤をしています。
静脈
心臓へ戻る血液が通るのが静脈で、体内で発生した炭酸ガスや老廃物を含む血液を全身から心臓に戻します。静脈を通る血液を静脈血といい、静脈血は酸素を失っているので、どす黒い色をしています。
毛細血管
静脈と動脈をむすんで網の目のようにはしる非常に細い血管で、毛管、毛細管とも呼ばれています。
動脈が運んできた酸素と栄養素を組織にあたえ、組織から老廃物や二酸化炭素を受け取って静脈にかえします。




第一種衛生管理者記事タイトル 赤血球

赤血球は、動物の血液に含まれる細胞成分の一種で、骨髄でつくられます。
中央がへこんだ円盤状の細胞で、血液1mm3中に、男子で約450万~500万個、女子で約400万~450万個存在しています。
赤血球の働きは、含まれているヘモグロビンによる酸素の供給が主なものです。




第一種衛生管理者記事タイトル 白血球

白血球は、血液に含まれる細胞成分の一つで、顆粒球、リンパ球、単球があり、外部から体内に侵入した細菌などを殺す役割を持ちます。
白血球は、骨髄でつくられるものと、脾臓やリンパ節でつくられるものがあり、寿命は3~5日程度で、ヒトの血液1mm3中には6000~8000個の白血球が含まれています。




第一種衛生管理者記事タイトル 血小板

血小板は、血液に含まれる細胞成分の一種で、ヒトの場合、血液1mm3中に約30万個存在します。
血小板は、何種類かの血液凝固因子を含んでいて、怪我などにより出血した場合に、血管外で壊れて血液凝固反応をひきおこすことにより止血する役割を持っています。
血小板は骨の骨髄内でつくられますが、3~5日後には脾臓などで破壊されます。




第一種衛生管理者記事タイトル リンパ液

リンパ液は、リンパ管の中をながれる無色または淡黄色の液体で、体内にあるおよそ800個のリンパ腺でつくられています。
腸で脂肪の吸収運搬をするほか、体内に侵入した、毒素や細菌つかまえるリンパ球を含んでいます。
脂質はリンパ液に乗って胸管を通り静脈まで運ばれ、一度体循環に乗った後で肝臓において処理されます。




第一種衛生管理者記事タイトル 呼吸運動

呼吸運動は、肋間筋と横隔膜の運動により行われます。
主に肋間筋を使う呼吸を胸式呼吸、横隔膜を主に使う場合は腹式呼吸といいます。
横隔膜を下げるとともに、肋間筋を収縮させて肋骨を引き上げると、胸腔が広がって胸腔内の気圧が低くなり、肺に空気が入ります。横隔膜を上げて肋骨を引き上げると、気圧が高くなるので肺から空気が排出されます。




第一種衛生管理者記事タイトル 肺活量

1分間の呼吸数は、成人で15~20回で、これは心拍数の約4分の1です。
1回の呼吸で200~500ミリリットルの空気が吸い込まれ、吐き出されますが、この量を1回呼吸量といいます。思い切り吸い込むとさらに約1500ミリリットルの空気が吸い込まれ(吸気予備量)、それを吐き出してから、さらに思い切りはきだすと約1500ミリリットルの空気が吐き出されます(呼気予備量)。この3つの量を合計したものが肺活量になります。




第一種衛生管理者記事タイトル 筋肉

筋肉とは、神経系からくる刺激に反応して収縮する能力をもつ、動物の体組織あるいは器官。体の運動は、すべて筋肉の働きによる。
筋肉は、大別すると平滑筋、心筋、骨格筋に分けられ、意識して動かすことができる随意筋(骨格筋)と意識して動かすことができない不随意筋(心筋・平滑筋)に分けることができます。




第一種衛生管理者記事タイトル 骨格筋(横紋筋)

横紋筋ともいい、骨格に付着して、体をうごかす筋肉で、脊椎動物ではふつう紡鍾形(ぼうすいけい)で、両端は腱となって骨格に付着しています。体重の50%を占め、体内に大小あわせて650の骨格筋があります。
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第一種衛生管理者記事タイトル 平滑筋

平滑筋とは筋節のない筋肉の事であり、皮膚、内臓、生殖器系器官、大きな血管、泌尿器系器官
などにみられます。自分の意思で調節できない不随意筋です。




第一種衛生管理者記事タイトル 心筋

心筋とは、心臓を構成する筋肉のことで、ほとんどの脊椎動物の心臓は、この筋肉でできています。
心筋は、意識的にコントロールすることができない不随意筋です。




第一種衛生管理者記事タイトル 栄養素

栄養素とは、生物が生存したり、成長したり、子孫を増やしたりするために必要な物質のことで、生命を維持するためのエネルギー源や、生体を構成するのに必要とされる材料、生体内での各種化学反応に欠かせない物質などである。
食品中の栄養素のうち、炭水化物、脂肪(脂質)、タンパク質はエネルギーを多量にふくむ物質で、3大栄養素とよばれ、3大栄養素にビタミン、ミネラルを加えたものを5大栄養素といいます。




第一種衛生管理者記事タイトル 胆嚢

胆嚢(たんのう)は消化に必要になるまで胆汁を蓄積する洋梨形の器官で、胆管(胆道)によって肝臓と十二指腸に接続しています。
胆嚢は、肝臓から分泌された胆汁を一時貯蔵し、消化の必要に応じて胆汁をおくりだし、十二指腸に食物がはいってくると、胆嚢が収縮して、胆汁が十二指腸におくりだされます。胆汁は十二指腸の蠕動(ぜんどう)運動と脂肪の吸収をうながします。




第一種衛生管理者記事タイトル

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。胃壁から分泌される塩酸(胃液)によって、食べたものを酸性に保つことで殺菌し腐敗を防ぎ、消化酵素のペプシンによって、蛋白質をペプトンと呼ばれるどろどろした水溶性の分解産物に消化します。
胃から吸収されるのは水、アルコール、ある種の薬だけで、食物はほとんど小腸から吸収されます。




第一種衛生管理者記事タイトル 小腸

胃と大腸の間にあり、十二指腸(約30cm)、空腸(約250cm)、回腸(約350cm)からなり、全長は6m以上に達する。十二指腸は固定されているが、他の空腸・回腸はかなり自由に動く事ができる。
胃で一部消化された粥状の食物は、肝臓、膵臓からそれぞれ胆汁、膵液をうけ、また、粘膜の腸腺から分泌される腸液とまざり、完全に消化され、小腸壁の絨毛(柔毛)から吸収されます。




第一種衛生管理者記事タイトル 大腸

消化管の一部で、小腸につづく消化管の終末部にあたります。小腸より肛門に近い部位に位置し、盲腸に始まり直腸に終わる部分です。
大腸では水分が吸収され、腸内細菌による分解がおこなわれ便として肛門から排出されます。
人間の場合は、口から入った食物が便となって体外に出るまで、およそ2日間かかり、大腸内での発酵によって生じたガスが、食物の摂取時に飲み込まれた空気に由来するガスと混じて屁として排出されます。




第一種衛生管理者記事タイトル 腎臓

泌尿器系の器官の一つで、、血液から老廃物や余分な水分の濾過及び排出(尿)、体液の恒常性の維持を主な役割としています。腰の位置に背骨を中心に左右1つずつありソラマメの形をしていて、大きさは100グラム程度です。




第一種衛生管理者記事タイトル 肝臓

肝臓は、腹部の右上部に位置する大きな臓器である。三角形の形態で、暗褐色をしていて、重量は成人で1200~1400gあり非常に機能が多いことで知られています。グリコーゲンや、さまざまなビタミンB複合体、ビタミンDをたくわえ、正常な凝血のために不可欠なプロトロビンやフィブリノーゲン、凝血をとかすヘパリンなどの酵素をつくります。脂肪は肝臓に貯蔵され、その後、遊離脂肪酸として血液中に放出されて燃焼し、エネルギーとなる。さらに肝臓は、コレステロールを合成します。